【ブログ】「やさしい日本語」でつながるコミュニケーション

はじめまして 私はカンです。バングラデシュから来ました。
今年26歳です。 趣味はスポーツをすることです。どうぞよろしくお願いいたします。
この自己紹介、実は「やさしい日本語」で書いています。

「やさしい日本語」って聞いたことがありますか?
外国人にとってわかりやすい日本語のことを言います。

先日、私は「外国人材共生支援セミナー」に参加しました。
その中で学んだ「やさしい日本語」のポイントや大切さをお伝えします。

「やさしい日本語」とは?
「やさしい日本語」は、外国人が理解しやすいように工夫された日本語です。

福井武司先生のセミナーで学んだポイントをご紹介します。

難しい日本語をどう伝える?
たとえば、次の言葉を考えてみてください。

歯ブラシ
→ 絵や写真を使って説明する。実物を見せるのも有効です。
ペットボトル
→ ジェスチャーや身振りで表現するのも一つの方法です。
このように、日本語だけでなく非言語的なコミュニケーションを活用すると、外国人に伝わりやすくなります。

外国人に必要な言語とは?
興味深いデータがあります。外国人が希望する情報の伝達言語は次の通りです。

日本語:22%
やさしい日本語:76%
英語:58%
母国語:10%
驚くことに、やさしい日本語の需要が非常に高いことがわかります。

やさしい日本語のコツ:やさしい日本語を使う際のポイントをまとめました。
カタカナ語は避ける
敬語は使わない
曖昧な表現を避ける
擬音語・擬態語を使いすぎない
長い文章ではなく短い文で伝える
「~は~ます」の形を使う
例えば、
「リーさんのご家族はどちらに住んでいらっしゃるんですか?」
→「リーさんの家族はどこに住んでいますか?」に変えると、よりわかりやすくなります。

やさしい日本語の練習をしていると、
ふと日本に来て最初に働いたマックで「置いて」パニック! 事件を思い出しました。

私が日本に来て最初に働いたのはマクドナルド。
緊張しながら初めての仕事に挑戦していると、
店長から「冷蔵庫からフライドポテトを出して棚の上に置いて」と言われました。
「ふむ、冷蔵庫からポテトを出す……OK!棚の上?……ん?置いて?」

突然脳内エラー発生。「置いて」ってなんだ!?
ポテトを手に持ったまま、まるでトーチランナーのように立ち尽くしました。

「このまま持ってたら表彰されるのかな?」なんて冗談が頭をよぎる中、
先輩がジェスチャーで「そこに置くんだよ」と教えてくれました。
ああ、そういうことか!助かった!

家に帰ってからネットで調べたら、「置いて」は「置きます」と同じ意味だとわかりました。
でも、あの瞬間は未知の呪文に聞こえたんです。

やさしい日本語の練習:最後に、練習問題を考えてみましょう。
「ジャンさん、手が空いたら声をかけてくれる?」
これをやさしい日本語に直すとどうなるでしょう?

ジャンさん、それが終わったら、私を呼んでください。
掃除が終わったら、事務所に来てください。
ポイントは次の通りです。

慣用句を使わない(「手が空く」を具体化)
一文に一つの情報を入れる
ジェスチャーを添える

やさしい日本語は、外国人と日本人をつなぐ架け橋です。
カタカナ語や敬語を避けて、短く簡単な日本語で話すことで、より良いコミュニケーションが生まれます。
これからも積極的に「やさしい日本語」を使ってみましょう!

 

【K】

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